セバスチャン・ロッチフォードは自身のアルバムを「喪失の短い日記」と表現し、愛と慰めを求める気持ちから生まれた音の記憶だと呼んでいます。このアルバムは、アバディーン生まれの詩人である父、ジェラルド・ロッチフォード(1932-2019)と家族に捧げられています。収録曲のほとんどは父の死後に書かれたもので、10人兄弟の一人であるロッチフォードは、ピアニストのキット・ダウンズと共に、繊細で明快な解釈でこれらの作品を演奏します。最後のメランコリックな曲「Even Now I Think Of Her」は、ジェラルド・ロッチフォード自身の作品です。ロッチフォードは、父が電話でこのメロディーを歌って送ってきたと語ります。ロッチフォードはその録音をキット・ダウンズに転送し、ダウンズがそれを聴き、二人で制作に取り掛かりました。アルバムの忘れがたい雰囲気は、多くのリスナーの心に深く響くことでしょう。