ドミニク・ミラーは、アメリカ人の父とアイルランド人の母の間にブエノスアイレスで生まれ、幼少期をアルゼンチンで過ごし、10歳でアメリカに移住しました。彼はアメリカとイギリスの両方で音楽教育を受け、ボストンのバークリー音楽大学やロンドンのギルドホール音楽院といった名門校で学びました。30年以上にわたり海外ツアーを行っていますが、現在はフランスを拠点としています。
ECMでの初アルバム『Silent Light』は、そのコスモポリタンな雰囲気で人々を魅了します。特に、ブラジルのミュージシャン、バーデン・パウエルに捧げられた「Baden」では、ラテンアメリカの影響が顕著に表れています。「Le Pont」は1900年代初頭のパリの生活を想起させ、「Valium」はバート・ヤンシュ風のケルトのメロディーを彷彿とさせます。「Fields of Gold」では、スティングの最も有名なバラードの一つを、静謐なインストゥルメンタルで演奏しています。
ギタリスト兼作曲家として、ミラーはスティングとの長年にわたるコラボレーションで最もよく知られており、中でも世界的ヒット曲「シェイプ・オブ・マイ・ハート」の共作はハイライトと言えるでしょう。また、ポール・サイモン、チーフタンズ、プラシド・ドミンゴといった著名なアーティストとも共演しています。ポール・サイモンはアルバムのライナーノーツでミラーのギター演奏を称賛し、ジャズとフォークの要素が融合した独特の演奏を強調しています。


