トリフォノフがショパン、チャイコフスキー、バーバーの名作を披露

ダニール・トリフォノフが、すでに世界ツアーで披露している最新のリサイタル・プログラムを、豪華スターが集うヴェルビエ音楽祭で披露します。プログラムの中心はなんといっても、若きチャイコフスキーが苦心して作曲した野心的な嬰ハ短調のソナタと、かのホロヴィッツが初演を手掛けたサミュエル・バーバーによる魅力的な変ホ短調ソナタ。そこに選りすぐりのショパンのワルツ6曲が挿入されます。最後はチャイコフスキーに帰着し、ミハイル・プレトニョフが編曲した《眠れる森の美女》のハイライトで愉悦に満ちたクライマックスを迎えることでしょう。2025年の同音楽祭のラインナップの中でもとりわけ注目度の高い演奏会を、どうぞお楽しみください。