レオニード・チジク ピアノ・リサイタル

ミュンヘンの風物詩的コンサートシリーズから、旧ソ連においてプロのジャズ・ミュージシャンとして初めて公認された1947年生まれのピアニスト、レオニード・チジクの“歌心”に溢れたスウィンギーなソロ・リサイタルをお届けします。プログラムはマンシーニ作曲の《酒とバラの日々》を筆頭に、ジェローム・カーンの《オール・ザ・シングス・ユー・アー》やガーシュウィンの《わが恋はここに》などのスタンダード・ナンバーが中心ですが、超絶技巧を駆使した即興演奏によって彼のオリジナル曲のように変貌を遂げているのが聴き所です。なおこのステージはライヴ・レコーディングされてドイツのloftレーベルから、同じ年の12月にアルバム『Days of Wine and Roses』としてリリースされた模様です。