ジョー・ザヴィヌル率いるシンジケート「ミュンヘン、ピアノの夏」ライヴ

1950年代初めより欧州のジャズ・クラブで演奏活動を始め、その後渡米してキャノンボール・アダレイやマイルス・デイヴィスのグループでもプレイしたジョー・ザヴィヌルは、ウェイン・ショーター (サックス奏者でジャズ界のカリスマ) らと共に70年代フュージョン・シーンを代表するウェザー・リポートの中心人物として活躍したことで知られています。1986年に同グループを解散し、1988年からはワールドミュージックの要素が強いバンドを結成してツアーを続けていた彼が、その「シンジケート」を率いてミュンヘンの風物詩的コンサートシリーズに登場した映像をお届けします。シンセサイザーを駆使したそのサウンドは非常にプログレッシヴで、ヴォーカルのトーンやポリリズムもファンキー。空想上の原生林をさえずる鳥の鳴き声を思わせる効果音などもアフリカ的な魅力に溢れています。