詳しく見るエレニ・カラインドルー

エレニ・カラインドロウは、テイヒオというギリシャの山村で生まれました。アテネのヘレニック音楽院でピアノと音楽理論を、アテネ大学で歴史と考古学を学び、パリのソルボンヌ大学とスコラ・カントルムで民族音楽学とオーケストレーションを学びました。
1975年以来、エレニ・カラインドロウは20本以上の長編映画、約40本の演劇、そして数多くのテレビ作品のために楽曲を制作してきました。彼女は主にギリシャの監督たちと協力し、特にテオ・アンゲロプロスとは1983年以来、定期的に創造的なコラボレーションを行っています。その他にも、ハロルド・ピンター、クリス・マルケル、ジュールズ・ダッシン、マルガレーテ・フォン・トロッタなどとのプロジェクトも手掛けています。
カラインドロウは数々の賞を受賞しており、その中には「永遠と一日」の作曲に対するギリシャ国家音楽賞、演劇音楽に対するディミトリス・ミトロプーロス賞(1994-96年)、イタリアのヨーロッパ・シネマによるフェリーニ賞などがあります。
2002年には、その功績が認められ、ギリシャ大統領からゴールデン名誉十字勲章を授与されました。2004年には、「泣きながら草原を」の音楽がヨーロッパ映画賞にノミネートされました。
エレニ・カラインドロウは1991年からECMに録音しています。プロデューサーのマンフレート・アイヒャーと密接に協力し、彼女は舞台やテレビの作品をCDリリース用に編曲・改訂しています。これまでにECMからリリースされたアルバムは、「Music for Films」、「The Suspended Step of the Stork」、「Ulysses’ Gaze」、「Eternity and a Day」、「Trojan Women」、「The Weeping Meadow」、「Elegy of the Uprooting」、「"Dust of Time"」です。
2009年10月











