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Moscheles: Piano Concertos Nos. 2 & 3 (Hyperion Romantic Piano Concerto 29)

Moscheles: Piano Concertos Nos. 2 & 3 (Hyperion Romantic Piano Concerto 29)

ハワード・シェリー, Tasmanian Symphony Orchestra

収録時間76分

イグナーツ・イサーク・モシェレス(1794-1870)は、ボヘミア王国プラハでユダヤ人の両親のもとに生まれ、当時ヨーロッパで最も傑出したピアノ奏者の一人でした。プラハ音楽院でフリードリヒ・ディオニス・ウェーバーに師事し、音楽家としてのキャリアをスタートさせたモシェレスは、後にウィーンでヨハン・ゲオルク・アルブレヒトベルガーとアントニオ・サリエリに作曲を学びました。

1808年以降、モシェレスはウィーンに拠点を置き、憧れのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンとも親交を深めました。演奏旅行でドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、イギリスを巡りました。1824年には、若きフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディの依頼を受け、メンデルスゾーンを指導しました。これが生涯にわたる友情の始まりとなりました。 1825年にシャーロット・エンブデンと結婚した後、モシェレスは1846年までロンドンに居住しましたが、ヨーロッパ大陸への演奏旅行を定期的に行っていました。

メンデルスゾーンの招きにより、モシェレスは1846年に新設されたライプツィヒ音楽院のピアノ教室を引き継ぎました。教育者としては、模範的な誠実さで頭角を現しました。彼は、ペダルの使用を極力避け、安定した手の位置と指の器用さを重視したクレメンティ流派を代表する人物でした。ピアニスト、作曲家、そして教師としてのモシェレスの重要性は、当時のピアノ音楽の発展に決定的な影響を与えました。