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Martucci: La Canzone dei Ricordi – Respighi: Il Tramonto

Martucci: La Canzone dei Ricordi – Respighi: Il Tramonto

Carol Madalin, イギリス室内管弦楽団, Alfredo Bonavera

収録時間56分

カプアに生まれ、ナポリで亡くなったジュゼッペ・マルトゥッチは、音楽界に永続的な足跡を残しました。卓越したピアニスト、指揮者、そしてボローニャ音楽院の音楽監督として、彼は世界的な称賛を獲得し、リストやルービンシュタインといった著名な作曲家からも称賛されました。

彼の死後、ボローニャで論争が勃発しました。トスカニーニはマルトゥッチの命日に、彼の作品のみを演奏する2日間のコンサートを企画しようとしたのです。しかし、彼の若々しいエネルギーを意図的に無視したことで、人々の反感を買い、ついには激しい口論に発展。これがトスカニーニのイタリアからの亡命を決意させるきっかけとなりました。

マルトゥッチはブラームスやワーグナーといった作曲家の熱心な支持者であり、『トリスタンとイゾルデ』のイタリア初演にも尽力しました。これらの巨匠たちの明確な影響を受けながらも、彼の作品はイタリア独自のアイデンティティをしっかりと保っていました。

彼の作品には、2つの主要な交響曲、数多くの歌曲、室内楽、そしてピアノ曲が含まれています。特に詩情豊かで表現力豊かな作品として、繊細な「ノクターン」が際立っています。

彼の弟子の中には、後にリムスキー=コルサコフに師事する才能豊かなレスピーギがいました。リムスキー=コルサコフの作品は、イタリア古典派の旋律と卓越した管弦楽技法を融合させています。

レスピーギが1918年に作曲した「トラモント」は、その詩的な深みと洗練された和声技術で人々を魅了します。音楽の変革期において、レスピーギは卓越した表現力を持つ、独立した多才な作曲家としての地位を確立しました。