指揮者エノッホ・ツー・グッテンベルクの肖像

バロックから後期ロマン派にかけての偉大なオラトリオや交響曲の傑出した解釈者として知られ、歴史的な演奏の実践と、現代的で生命力に溢れた表現形式という相反する要素を融合させることに成功し、独自のスタイルを確立してきたエノッホ・ツー・グッテンベルク (1946- 2018) を巡るドキュメンタリーをお届けします。アンゲリカ・リツィウス監督によるこの映像では、1967年に設立したノイボイエルン合唱協会を世界的アンサンブルに育て上げた長年の活動や、1997年にクラングフェアヴァルトゥング管弦楽団の設立に参加し同楽団の首席指揮者を務めた功績などを中心に、その音楽家人生に迫ります。