ゼンタの視点から描きだされるワーグナー《さまよえるオランダ人》(1985年)
オペラ

ゼンタの視点から描きだされるワーグナー《さまよえるオランダ人》(1985年)

ハリー・クプファー演出

収録日: 1985年6月24日
137分

本映像では、ワーグナーの初期のオペラ《さまよえるオランダ人》を、非常に珍しい演出でお楽しみ頂けます。1978年のバイロイト音楽祭で上演されたものの再演で、演出家ハリー・クプファーは、世界中を旅するオランダ人物語を、すべてヒロインのゼンタの視点から描きだしました。ペーター・サイコラによる舞台美術によって、物語は現実なのか幻なのか、あいまいな状況のまま進んでいきます。ゼンタを演じるリスベット・バルスレフの見事な演技と歌唱が物語に深みを与えており、作品から新しい発見が数多く得られることでしょう。

ソリスト
サイモン・エステス (バリトン)、グレアム・クラーク (テノール)、マッティ・サルミネン (バス)、アニー・シュレム (アルト)、ロベルト・シュンク (テノール)、リスべス・バルスリウ (ソプラノ)
演奏
バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団
指揮
ウォルデマール・ネルソン

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