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Vaughan Williams: Symphonies Nos. 3 "Pastoral" & 4

Vaughan Williams: Symphonies Nos. 3 "Pastoral" & 4

BBC交響楽団, マーティン・ブラビンズ

収録時間81分

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ヴォーン・ウィリアムズは、その作品群において多才な芸術家としての才能を遺憾なく発揮しています。特に「田園」交響曲とヘ短調交響曲の対比は鮮烈です。一方は内なる平穏を体現し、他方は容赦ない激しさを特徴としています。作曲家は常に作品の音楽的内容を重視し、その特徴を説明することを避けました。むしろ、音楽モチーフの発展に注力し、解釈は聴衆に委ねました。

1922年に初演された3つのイギリス交響曲は、当時の様式の多様性を如実に示していました。「田園」のような作品は当初やや特異なものと受け止められましたが、イギリス音楽の重要な刷新と見なされました。

コンスタント・ランバートは「田園」を現代音楽の画期的作品と評しましたが、当時はそのような評価はほとんど理解できませんでした。しかしながら、このような作品は革新的な交響曲的表現様式を示していました。

特に「田園」は、ヴォーン・ウィリアムズの作品の中でも最も個性的で印象的な作品の一つです。複雑な音色を通して独特の表現力を発揮し、今もなお傑出した音楽的傑作と称されています。

古い伝統の影響を受けているにもかかわらず、「田園」交響曲は独特の力強さを保っています。自然や風景、特にイギリスの田園風景との深い繋がりが、その多面的な構成に反映されています。

アーノルド・バックス卿に捧げられたヘ短調交響曲は、その濃厚な表現力と卓越した対位法によって、新たな感情の領域を探求し、強い印象を与えます。

ヴォーン・ウィリアムズの未完成合唱曲「サラバンド『ヘレナ』」が、今回、新たな完成版で初めて演奏されます。マーロウを題材としたこのカンタータは、作曲家の芸術的幅広さと、彼の音楽言語の多様性を際立たせています。