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Martinů: The Complete Music for Violin & Orchestra, Vol. 4

Martinů: The Complete Music for Violin & Orchestra, Vol. 4

ボフスラフ・マトウシェク, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, クリストファー・ホグウッド

収録時間55分

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ボフスラフ・マルティヌーのヴァイオリン協奏曲第1番の歴史は複雑です。1930年代初頭にパリに定住したマルティヌーは、ヴァイオリニストのサミュエル・ドゥシュキンの提案と出版社ヴィリー・ストレッカーの支援を受けて、この作品の委嘱を受けました。ドゥシュキンとの共演はマルティヌーにとって未知の挑戦でしたが、彼は作曲を急速に進めました。しかし、当時のドイツの政治的混乱により、予定されていた演奏は頓挫しました。

1973年、楽譜が再発見され、ようやくシカゴで初演されました。第1楽章はドゥシュキン特有の演奏スタイルを反映し、第2楽章は表現力豊かで叙情的な主題が特徴です。当初アレグレット記号がなかった終楽章は、その技巧とソロヴァイオリンの際立った役割で魅了し、ドゥシュキンの影響を改めて示しています。

マルティヌーがわずか2ヶ月で作曲した第2ヴァイオリン協奏曲は、様式面でも人格面でも、彼の発展を象徴する作品です。ニューヨークでミッシャ・エルマンとの重要な出会いを経て作曲され、エルマンから委嘱を受けました。第1ヴァイオリン協奏曲とは異なり、第2ヴァイオリン協奏曲は際立った特徴を持っています。1943年にボストンで初演され、その後の録音ではエルマン独特の音色が記録されています。エルマンの演奏権が失効した後、アイザック・スターンやヨゼフ・スークといったヴァイオリニストがこの作品を取り上げました。特に、エルマンの個性的な性格と演奏スタイルへの適応は注目に値します。