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バリー・コスキー演出によるモーツァルト “ダ・ポンテ三部作”《ドン・ジョヴァンニ》

バリー・コスキー演出によるモーツァルト “ダ・ポンテ三部作”《ドン・ジョヴァンニ》

オペラ

ウィーン国立歌劇場 2021年

収録日: 2021年12月5日

収録時間170分

利用可能なフォーマット

ウィーン国立歌劇場が3シーズンにわたって取り組んできた、モーツァルトの傑作“ダ・ポンテ三部作”の最新プロダクションのひとつをお届けします。演出を手がけたのは2012年にベルリン・コーミッシェ・オーパーの芸術総監督に就任して評価を高め、近年は欧州の一流歌劇場からバイロイト音楽祭やザルツブルク音楽祭を席巻している、現代を代表する鬼才バリー・コスキー。2020年から2024/25シーズン末までウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めるフィリップ・ジョルダンの優雅で表現力に富んだ指揮によって、音楽面でも高い完成度を誇る舞台が実現しました。2021年12月がプレミエだったこの《ドン・ジョヴァンニ》は、コロナ禍による最後のロックダウン期間中に無観客でライヴ配信されたもの。建物のない荒野のような風景を基調とした、第1幕フィナーレは林立する木々、第2幕前半は中央に置かれた大きな枯れ木、後半は岩と水たまりが印象的なセットを、カラフルな衣装を纏った登場人物たちが縦横無尽に動き回ります。男声陣ではキレの良い語り口のドン・ジョヴァンニ (ケテルセン) と年の離れた弟のようなレポレロ (スライ) の相性が良く、フランス人のバルベラク演じるドン・オッターヴィオが醸し出す英雄的な雰囲気が圧巻。女声陣では特に、あらゆる音域で聴衆を包み込むようなメゾ・ソプラノのパトリツィア・ノルツ演じるツェルリーナが傑出しています。

ソリスト
カイル・ケテルセン (バス)、アイン・アンガー (バス)、ハンナ=エリーザベト・ミュラー (ソプラノ)、スタニスラス・ド・バルベラク (テノール)、ケイト・リンジー (メゾソプラノ)、フィリップ・スライ (バスバリトン)、パトリツィア・ノルツ (メゾソプラノ)、ペーター・ケルナー (バス)
演奏
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン国立歌劇場舞台上オーケストラ、ウィーン国立歌劇場のエキストラ
指揮
フィリップ・ジョルダン

音楽祭&ホール、シリーズ