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バリー・コスキー演出によるモーツァルト “ダ・ポンテ三部作”《フィガロの結婚》
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バリー・コスキー演出によるモーツァルト “ダ・ポンテ三部作”《フィガロの結婚》

オペラ

ウィーン国立歌劇場 2023年

収録日: 2023年3月17日

収録時間184分

利用可能なフォーマット

無料映像ご利用方法:①黄色い再生ボタンを押してください。②利用者登録画面が開きますので、登録してください。③完了後、無料映像すべてをご覧いいただけます。 ウィーン国立歌劇場が3シーズンにわたって取り組んできた、モーツァルトの傑作“ダ・ポンテ三部作”の最新プロダクションのひとつをお届けします。演出を手がけたのは2012年にベルリン・コーミッシェ・オーパーの芸術総監督に就任して評価を高め、近年は欧州の一流歌劇場からバイロイト音楽祭やザルツブルク音楽祭を席巻している、現代を代表する鬼才バリー・コスキー。2020年から2024/25シーズン末までウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めるフィリップ・ジョルダンの優雅で表現力に富んだ指揮によって、音楽面でも高い完成度を誇る舞台が実現しました。2023年3月がプレミエだったこの《フィガロの結婚》はロココ調の舞台セットと色鮮やかな現代風の衣装で視覚的にも美しく、登場人物たちがスピーディーに細かい振付を巧みにこなすのが非常に演劇的であり、コスキー演出の真骨頂です。女声陣では、声の不調によって歌えなかったイン・ファンが演技を担当して歌唱はマリア・ナザロワが務めるという異例の二人一役によるスザンナが話題を呼びましたが、ハンナ=エリーザベト・ミュラーの気品溢れる伯爵夫人と、少年の心の危うさを見事に表現しつつも妖しい魅力を放つパトリツィア・ノルツ演じるケルビーノが圧巻です。男声陣も、声と体格に恵まれたペーター・ケルナー演じるエネルギッシュなフィガロと、騎士道的な精神を体現したようなアンドレ・シュエン演じるアルマヴィーヴァ伯爵は、共に説得力があります。2025年10月に9年ぶりの来日を果たす同歌劇場の公演演目でもあるこの作品を、この機会にご堪能ください。

ソリスト
アンドレ・シュエン (バリトン)、ハンナ=エリーザベト・ミュラー (ソプラノ)、イン・ファン (ソプラノ)、マリア・ナザロワ (ソプラノ)、ペーター・ケルナー (バス)、パトリツィア・ノルツ (メゾソプラノ)、ステファニー・ハウツィール (メゾソプラノ)、ジョシュ・ロヴェル (テノール)、アンドレア・ジョヴァンニーニ (テノール)、シュテファン・チェルニー (バス)、ヴォルフガング・バンクル (バス)、ヨハンナ・ヴァルロート (ソプラノ)
演奏
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン国立歌劇場のエキストラ
指揮
フィリップ・ジョルダン

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