カラヤンによるベートーヴェン交響曲全集
コンサート

カラヤンによるベートーヴェン交響曲全集

ベルリン・フィル

収録日: 1972年2月29日
342分

カラヤンはクラシックのヴィジュアル作品の未来を見据えて、早くから自ら積極的に制作を手掛けていました。本映像ではこの伝説的指揮者が1960年代から70年代にかけて、ベルリン・フィルとベートーヴェンの交響曲全曲を演奏した姿をまとめて楽しむことができ、いずれも巨匠の意欲とアイデアが凝らされた内容になっています。スタジオ収録のものでは、最も早く1967年に収録された第6番での光と影を対比させた照明やライティングによって背景の色を変える演出が目を惹き、1971年の第3番と第7番では急勾配の3つの雛壇を使ったオーケストラの配置が斬新。残りは本拠地であるフィルハーモニーで収録したもので、第4番と第5番は臨場感溢れるライヴ、第9番はカラヤン自身が監督を務めた、カメラ・ワークの巧みさとクローズアップで魅せる映画風の美しい映像です。

ソリスト
ジェス・トーマス (テノール)、ヴァルター・ベリー (バスバリトン)、グンドゥラ・ヤノヴィッツ (ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ (アルト)
演奏
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
指揮
ヘルベルト・フォン・カラヤン

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