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マティアス・ゲルネ

マティアス・ゲルネ

バリトン、バス

ドイツのワイマールに生まれたマティアス・ゲルネはライプツィヒでハンス・ヨアヒム・バイヤーに、その後エリーザベト・シュヴァルツコップ、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウに師事した。1997年にクリストフ・フォン・ドホナーニ指揮《パパゲーノ》でザルツブルク音楽祭デビューを果たして以来、ロンドンのコヴェント・ガーデン、マドリード王立歌劇場、チューリッヒ歌劇場、ドレスデンのゼンパー・オーパー、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、サイトウキネン・フェスティバルなどに出演している。主なレパートリーは《タンホイザー》のヴォルフラム、チャイコフスキーの《オネーギン》題名役、ベルクの《ヴォツェック》題名役、アリベルト・ライマンの《リア王》題名役などである。 ニューヨークのカーネギーホールやロンドンのウィグモア・ホールなど、世界有数の音楽祭やコンサート会場に定期的に招かれているゲルネは、世界の主要な指揮者やオーケストラのほとんどと共演している。また、同世代の歌手の第一人者として、ピエール=ロラン・エマール、レイフ・オヴェ・アンスネス、アルフレッド・ブレンデル、クリストフ・エッシェンバッハ、エリザーベト・レオンスカヤ、ダニール・トリフォノフなどのピアニストとも共演している。 ゲルネはまた、ハンブルクのエルプフィルハーモニーとニューヨーク・フィルハーモニック管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスを務めている。録音も数多く、その多くはグラミー賞4回ノミネート、ICMA賞、グラモフォン賞、BBC賞、グラモフォン賞、2017年BBCミュージック・マガジン・ボーカル賞、ディアパソン・ドール・アルテなど権威ある賞に結実している。また、2017年にはエコー・クラシックより、最優秀歌手に選ばれている。