コンサートとオペラ
アルバム
関連コンテンツ
詳しく見るジョゼ・ヴァン・ダム

写真: Nomi Baumgartl
ジョゼ・ヴァン・ダムはブリュッセルに生まれ、ベルギーの豊かな声楽の伝統の中で音楽的基礎を築きました。17歳でブリュッセル王立音楽院に入学し、最優秀の成績で卒業。1960年、リエージュにおいてロッシーニ作曲《セビリアの理髪師》のドン・バジリオ役でオペラ・デビューを果たし、やがて世界の主要歌劇場へと活躍の場を広げていくキャリアの幕開けとなりました。
パリ・オペラ座への出演を皮切りに、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、ロイヤル・オペラ・ハウス (コヴェント・ガーデン) 、メトロポリタン歌劇場、ドイツ・オペラ・ベルリンなど、世界屈指の歌劇場に登場。ヴァン・ダムは、気品ある声と卓越したドラマ性を兼ね備え、モーツァルトやヴェルディからワーグナー、メシアンに至るまで幅広いレパートリーを確立しました。
なかでも特筆すべきは、1983年に世界初演されたオリヴィエ・メシアンの歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》においてタイトルロールを務めたことです。オペラでの成功と並行して、コンサートや歌曲の分野にも深く取り組み、ヘルベルト・フォン・カラヤン、サー・ゲオルグ・ショルティ、レナード・バーンスタイン、ロリン・マゼール、小澤征爾、ケント・ナガノらと共演を果たしました。
1998年にはベルギー国王アルベール2世より男爵位を叙爵。半世紀以上にわたり芸術の発展に大きな足跡を残しました。2026年2月、85歳で逝去。






















