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Bartók & Korngold: Piano Quintets

Bartók & Korngold: Piano Quintets

ピアーズ・レイン, Goldner String Quartet

収録時間73分

バルトークの初期作品 コルンゴルトとバルトークの組み合わせは、一見すると異例に思えます。両作曲家は20世紀の全く異なる音楽潮流を体現していたからです。しかしながら、彼らのピアノ五重奏曲には驚くべき類似点が見出せます。バルトークの初期作品は現代的な影響を受けているのに対し、コルンゴルトは後期ロマン派の個性的な作風を若い頃から既に十分に確立していました。興味深いことに、両作曲家は20年の隔たりを経て、それぞれの五重奏曲の初演に深く関わっていました。

ベーラ・バルトークは1903年10月、ベルリンでピアノ五重奏曲の作曲に着手しました。リヒャルト・シュトラウスの影響と、独自のハンガリー音楽言語の探求の両方から影響を受けていました。ハンガリーで完成した後、この作品は聴衆から熱狂的に迎えられましたが、賛否両論の評価を受けました。その後の改訂を経て、1921年に再演されました。

バルトークの五重奏曲は、リストなどの作曲をモデルに、調性の対比と三全音調を用いて構成されています。各楽章はリズムの複雑さとハンガリー独特の要素を特徴としています。特に終楽章は、チャールダーシュ風のリズムと旋律の転換が特徴的で、ウィーンの優雅さを皮肉的に表現しています。

コルンゴルトは、オペラ『死の都』(Die tote Stadt)と同時期にピアノ五重奏曲ホ長調を作曲しました。ハンブルクとウィーンでの初演は、ウィーンの音楽評論家から熱狂的な評価を受けました。五重奏曲と密接に関連しているのは、コルンゴルトが変奏曲の基として用いた「4つの別れの歌」です。この作品は、将来の妻に捧げられており、新たに発見されたロマン主義を反映しています。

この五重奏曲は、シュトラウス風の和声と深い感情が特徴的な、壮大なホ長調の楽章で幕を開けます。アダージョはコルンゴルトの「別れの歌」の主題による自由な変奏曲として展開し、フィナーレは機知、複雑さ、そして意外な韻律の展開が際立ち、最後は風変わりな結末を迎えます。

フィナーレは機知、複雑さ、そして意外な韻律の展開が特徴的で、最後は風変わりな結末を迎えます。