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Handel: Heroic Arias

Handel: Heroic Arias

ジェイムズ・ボウマン, The King's Consort, ロバート・キング

収録時間78分

バロック時代には、オペラが主要な音楽形式へと発展し、観客に愛される歌手たちへの真の崇拝へと繋がりました。当初、イギリスの聴衆はオペラというジャンルに抵抗感を抱いていましたが、18世紀初頭には人気が高まりました。特に外国人歌手、とりわけカストラートのニコリーニの人気が高まりました。ヘンデルは早くからイギリスのオペラの大きな可能性を認識しており、ニコリーニ主演の『リナルド』の成功はそれを印象的に証明しました。その後、外国人歌手を起用する傾向が強まりました。観客はこれらのスターたちを見るために公演に詰めかけ、最終的にはオペラはすべて外国語で上演されるようになりました。ヘンデルがロンドンでオペラを上演した際の成功と挫折はよく記録されていますが、それでも多くの作品は忘れ去られてしまいました。しかし、いくつかのアリアは人気を保ち、オペラの一部は生き続けました。

ヘンデルの作品におけるアリアは、物語を進めるというよりも、過去の出来事を振り返る役割を担うことがほとんどでした。多くのオペラファンにとって、まさにこれらのアリアこそがオペラ鑑賞の最大の目的でした。その選曲は、歌手の名声に左右されることも少なくありませんでした。ここに収録されているコレクションには、著名なカストラートのためのアリアが収められており、原語で、そして主に原調で歌われています。このアルバムは、ヘンデルの作曲家としての才能だけでなく、ヘンデルの音楽の世界的な普及に大きく貢献したカウンターテナー、ジェームズ・ボウマンにも敬意を表しています。

1711年の『リナルド』の大成功の後、ヘンデルは『愛しの牧者』『テゼオ』『アマディージ』といった作品でこの成功を再現しようと試みましたが、大きな成功は逃しました。『アマディージ』は、例えば『ペーナ・ティランナ』における魔法をめぐる印象的な場面で観客を魅了します。『ジュリオ・チェーザレ』では、ヘンデルはオーケストラ効果を巧みに生み出し、聴衆を熱狂させました。ヘンデルは「セルセ」や「ジュスティーノ」といったオペラでも独創性を発揮しましたが、大きな飛躍はなかなか訪れませんでした。オペラへの関心が薄れるにつれ、ヘンデルはオラトリオへと傾倒し、それがやがて新たな成功をもたらしたのです。