カール・マリア・フォン・ウェーバーの膨大な作品目録は、F.W.イェーンスの主題別目録に掲載されている308曲のうち、室内楽作品はわずか3曲のみである。ウェーバーはハイドン、ベートーヴェン、シューベルトの時代に生きていたが、弦楽四重奏曲を作曲したことはなく、また作曲する予定もなかった。彼の室内楽は、聴衆を新たな感情の領域へと導く技巧的な要素を特徴としている。ウェーバーは、技術的な技巧だけでなく、和声と調性の革新に対する特別な好みを示した。1807年、ウェーバーはシュトゥットガルトでヴュルテンベルク公ルートヴィヒの個人秘書の職に就いた。彼の作曲法は、まず緩徐楽章を書き、後に終楽章を加えるというものであった。彼は技巧性と、革新的な和声的・調性的な概念を特に重視した。予期せぬ主題の展開とユニークなメロディーが彼の作品の特徴である。 1809年に変ロ長調ピアノ四重奏曲を完成させた。1811年には、ハインリヒ・バアマンのために作曲したクラリネット四重奏曲の作曲に着手した。この作品は、バアマンの演奏技術と、この新しい楽器の可能性の両方を反映している。作曲家は、バアマンのクラリネットにふさわしい音楽を創作するために、多大な創造的エネルギーを注ぎ込んだ。それは演奏者と聴衆の両方にとって挑戦的な音楽であった。1819年、ホスターヴィッツで、ウェーバーはフルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲を完成させた。第1楽章は、ソナタ形式に対するウェーバー独自の解釈を示している。スケルツォは、対照的な要素とダイナミックな主題で魅了する。ゲーテの詩「羊飼いの嘆き」に触発されたアンダンテは、旋律フレーズを強めるウェーバーの才能を如実に示している。多面的な終楽章は、その創造性の多様性と音楽的革新性を通して、ウェーバーのロマン派的な才能を明らかにしている。