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Mozart: Piano Concertos Nos. 11, 12 & 13

Mozart: Piano Concertos Nos. 11, 12 & 13

Susan Tomes, The Gaudier Ensemble

収録時間71分

18世紀後半、ピアノ、特にフォルテピアノは、それまで好まれていたチェンバロに取って代わり、ヨーロッパで徐々にその地位を固めていきました。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトはこの発展に重要な役割を果たし、この新しい楽器に作品を捧げ、その独自の表現力の可能性を際立たせました。

モーツァルトは、ヨハン・アンドレアス・シュタインがアウクスブルクで製作した、いわゆるウィーン式ハンマークラヴィーアの構造に感銘を受けました。1777年にアウクスブルクに滞在した際、モーツァルトはこれらのフォルテピアノに出会い、その柔軟性と精度を高く評価しました。これらの楽器は当時としては傑出したものであり、モーツァルトが1781年に移住したウィーンで、彼の音楽が聴衆を魅了する一因となりました。

ウィーンにおけるピアノ音楽の発展は、当初はイギリスやフランスに比べて遅かったものの、すぐにピアノ製造の中心地となりました。ウィーン滞在当初、モーツァルトはウェーバー家のチェンバロを演奏していましたが、1785年にアントン・ヴァルターから自身のフォルテピアノを購入するまで、その楽器は変わらずウェーバー家のものでした。

モーツァルトはコンサートでは、マリア・ヴィルヘルミーネ・トゥーン伯爵夫人所有のフォルテピアノを頻繁に使用していました。この楽器は、様々な会場での演奏のために輸送・設置する必要があり、大変な労力を要しました。しかしながら、モーツァルトのピアノにおける卓越した技巧は、常に目覚ましいものでした。

ピアノ協奏曲K.413-415などは、モーツァルトの作品における重要な局面を象徴する作品です。これらの作品はオーケストラと室内楽アンサンブルの両方で演奏することができ、ピアノの表現力に対するモーツァルトの感受性と、オーケストラとの対話能力を如実に示しています。

さらに、モーツァルトの協奏曲には、繊細な暗示や巧みな対位法のパッセージが特徴的で、彼の作品を際立たせています。彼の音楽の洗練さと優雅さは聴衆を魅了し、傑出した作曲家としての評判を確固たるものにしました。