ラベック姉妹がファビアン・ガベルとプーランクの協奏曲で共演

グラーフェネック音楽祭の幕開けを盛大に彩る豪華なコンサートをお届けします。プログラムの前半は、ファビアン・ガベルが指揮するトーンキュンストラー管弦楽団との共演でラベック姉妹がプーランクの2台のピアノのための協奏曲を披露。半世紀以上にわたってデュオを組んできた彼女たちにとって、この作品が十八番であることは言うまでもありません。続く《セミラミス》より前奏曲と舞曲は、ラヴェル生誕150年を記念して2025年5月にニューヨークで初演された未発表作品で、この演奏はヨーロッパ初演となります。メインとなる《アルプス交響曲》は、ある1日の山登りを鮮やかに活写し、人間と自然との底知れぬ関係を探求するシュトラウス円熟期の傑作です。野外ステージ「ヴォルケントゥルム」で繰り広げられる圧倒的なスペクタクルにご期待ください。