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Chausson & Indy: String Quartets

Chausson & Indy: String Quartets

チリンギリアン四重奏団

収録時間65分

19世紀から20世紀への移行期において、「崇高」と「美」をめぐる音楽美学的な論争は、カントやイギリスの批評家W・J・ターナーが強調したように、多くの作曲家の作品に影響を与えました。こうした論争は、「美」と「可憐さ」の対比といった、より根源的なレベルにまで及んでいました。ある若いフランス人コントラバス奏者は、『春の祭典』を鑑賞した後、「可憐ではない」と不快感を表明しましたが、同伴者は作品の「美しさ」を強調しました。

1870年以降に弦楽四重奏曲を作曲したフランス人作曲家は、二重の課題に直面しました。一つには、フランス音楽界における自らの立ち位置を見出さなければならなかったこと、もう一つには、必然的にベートーヴェンの巨大な影の中に足を踏み入れてしまったこと。これらの作曲家たちは、それまでの芸術的発展の度合いに関わらず、常にこの尊い遺産との対話に携わっていたのです。芸術における「敬意」――その肯定的な形も否定的な形も――は、ドビュッシーやストラヴィンスキーといった作曲家たちが探求したテーマでした。

ポール・マリー・テオドール・ヴァンサン・ダンディのキャリアは、彼の生い立ちと教育に決定的な影響を受けました。80歳近くになって初めて弦楽四重奏曲を作曲したフォーレとは異なり、ダンディは若い頃から並外れた創造力を発揮していました。彼の作品はドイツの伝統との親和性を示しつつも、同時に革新的な道を切り開き、フランクからインスピレーションを得ていました。

ショーソンやドビュッシーといった作曲家たちの間で激しい議論と論争が繰り広げられた後、美しさ、崇高さ、そして魅力が見事に融合する作品が徐々に現れました。ショーソンが死後に完成させた弦楽四重奏曲のような作品は、音楽的理想への成熟した取り組みを示しており、ダンディとその弟子たちはドイツの伝統との繋がりを築き上げました。

ショーソンの悲劇的な死と、それに続くダンディによる弦楽四重奏曲の完成は、19世紀後半のフランス音楽の芸術的価値と発展について深い議論を巻き起こしました。これらの作品の複雑さは、当時の文化的・芸術的精神を反映しています。