アルゲリッチとバレンボイムが連弾＆2台ピアノで共演。メインは《春の祭典》

マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイムは、1990年代から連弾ないし２台ピアノでしばしば共演しています。当演奏会では、その夢のコンビがモーツァルト、シューベルト、ストラヴィンスキーの傑作を演奏。前半もさることながら、圧巻はやはり後半の《春の祭典》2台ピアノ版でしょう。バレンボイムは、オーケストラでもこの作品を頻繁に指揮していますが、ピアノ上では、彼の解釈のエッセンスが聞こえてくるようです。アルゲリッチの衰えを知らぬ技巧にも、感嘆させられます。

ソリスト: 

マルタ・アルゲリッチ (ピアノ)、ダニエル・バレンボイム (ピアノ)