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Josquin: Missa Pange lingua & Other Works

Josquin: Missa Pange lingua & Other Works

Westminster Cathedral Choir, ジェームズ・オドンネル

収録時間76分

ジョスカン・デ・プレは作曲家の中でも謎に包まれた人物であり、徹底的な研究にもかかわらず、その生涯と作品の追跡はますます困難になっています。彼の経歴には不明な点が多く、作品の帰属さえもしばしば問題となっています。多くの作品が、彼自身あるいは他の音楽家の作品と誤って帰属されています。しかしながら、真正性が明確に証明され、間違いなくジョスカン・デ・プレの作品と結び付けられる作品もいくつかあります。この録音では、作曲家の生涯の異なる時期を代表する3つの作品が聴けます。

モテット・サイクル「ヴルトゥム・トゥム・デプレカブントゥール」は、ミラノで歌手として活動していた時代に作曲されました。一方、「プランシット・アウテム・ダヴィッド」と「ミサ・パンゲ・リングア」は後期の作品であり、彼の卓越した技巧を物語っています。ジョスカンの音楽は洗練された構成と卓越した技巧を特徴としており、それが彼が偉大な作曲家としての地位を確固たるものにしています。これらの作品はどれも、彼の音楽的才能への称賛を裏付けています。

「ヴルトゥム・トゥム・デプレカブントゥール」のモテットは、もともとミサのために構想されたもので、ミラノ大聖堂特有の既存の作曲様式の影響を反映しています。これらのモテットの再構成により、ジョスカンの音世界へのより深い洞察が得られます。「プランクシット・アウテム・ダヴィド」は、サウルとヨナタンに対するダヴィドの悲しみを描き、一貫した音楽的物語の中に織り込まれています。「ミサ・パンゲ・リングア」では、ジョスカンはグレゴリオ聖歌の旋律と自身の発想を巧みに組み合わせ、魅惑的な音風景を創り出しています。彼の強みは、伝統と革新をバランスよく融合させる能力にあり、それがこの作品を特に際立たせています。